赤虎アイルー

某所で書き溜めたSSの保管庫

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38-3:名前も無い感情(おまけ)

更にシリアスブレイク!
まぁどうぞ。




「あーもー・・・何だか悩むだけ無駄な気がしてきた・・・。」
「あらあら、どうしたんですか?」
「うーん・・・ちょっと自分の将来とか考える機会があってね・・・。」
「悩むのは良い事ですよ。若い内は特に。」
「・・・アンナは悩まないの?」
「悩む前にコウランが泣いちゃいますからね。」
「・・・そっか。」
「アンナ! 大変だ!」
「あらコウライ、どうしたの?」
「コウランが・・・コウランが・・・!」
「コウランが?」
「『ぱぱ』って! 『ぱぱ』って言ったぞ! ほら、コウラン!」
「あー・・・あぅ、ぱー、ぱぁ」
「な!? 言ってるだろう!?」
「・・・あ、あとこんな風にコウライが喧しいですから。」
「いやここは素直にコウランの成長を喜ぶべきなんじゃ・・・」
「ははは! コウランはきっと賢くて綺麗な子に育つぞぉ!」
「何時もコウライがこの調子なんで、逆に私は冷静になっちゃうんですよねー。」
「なるほど。」
「あー、あーう、あー」
「お? どうしたコウラン?」
「またユーリさんに抱っこして欲しいみたいですね。」
「え? そうなの? んじゃほら、おいでコウラン。」
「あー、ゆーいぃ、ゆーい」
「おー、俺の名前も分かるんだ。コウラン頭いいなぁ。」
「・・・」
「コ、コウライ?」
「そんな・・・『ぱぱ』と呼んでもらうのに一週間もかかったのに・・・! ユーリはたったの、たったの一瞬で・・・!」
「子供って、好きなものだったらすぐに覚えるものねぇ。」
「やはり・・・やはりユーリなのか・・・! こうなったら・・・!」
「あの、コウライさん!? 何で血走った眼でこちらを見てるんですか!?」
「なに、苦しむ事は無い。一瞬で済む・・・!」
「はいはいそこまでそこまで。」
「あ、アッー! アンナ! つ、角は! 角だけはあああぁぁ!」
「ね? 悩む暇なんか無いでしょう?」
「・・・そうですね。」
「ゆーいぃ、ゆー、いー」



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