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赤虎アイルー

某所で書き溜めたSSの保管庫

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34:蝙蝠の散髪

適当に思いついた小ネタです。
まぁどうぞ。




「ユーリ! 匿ってくれ!」
「えー・・・またぁ・・・?」
「いいからいいから! もうそこまで来てるんだよ!」
「あーもー・・・じゃあほらトイレに隠れてろ。」
「ありがとな!」
「あー君どこだーい? あぁユーリさん、あー君がこっちに来ませんでしたか?」
「いえ来てませんけど。」
「そうですか・・・あ、所でお手洗いを借りたいんですが。」
「どうぞどうぞ。」
「どうもすいません・・・あー君! こんなところに!」
「ぎゃああああ!? ユーリてめぇ!」
「逃げてばっかりいないで立ち向かわないとだめだぞー。」
「ほらあー君ユーリさんの言うとおりだよ、お兄ちゃんに髪を切られるのが嫌だなんて、そんな子供みたいなこと言ってないで・・・!」
「覚えてろよユーリいいいぃぃぃ!!」
「がーんばーれよー・・・さてうるさいのも居なくなった事だし・・・」
「ユーリ? どうかしたのか?」
「そういえばトトルも随分髪が伸びてきたなぁ・・・よし、切るか。」
「ユーリが切ってくれるのか?」
「ポッケ村じゃ床屋も無いからな。大体自分か家族に切って貰うんだよ・・・っと、あったあった。ほら椅子に座って。」
「・・・この布は何だ?」
「切った髪が服に付かないようにするんだよ。切ってる最中は動くなよ。おかしな髪型になっても責任とれないからな。」
「わ、わかった」
「そんじゃ切るぞー・・・あ、あれ? か、硬い・・・!」
「どうしたんだ?」
「トトルお前の髪硬すぎだ! 鋏じゃ切れないどころか鋏の方がダメになる!」
「す、すまない・・・。」
「あ、いや、別にトトルが悪いんじゃないんだ・・・しかし人になっても流石にナルガクルガなんだなぁ・・・ここまで硬いと切れ味白の武器とかでないと無理っぽいぞ・・・。」
「じゃあ、髪は切れないのか?」
「うーん・・・あ、そうだ。これならいけるんじゃないか?」
「ユーリ・・・それ、剥ぎ取りナイフ・・・。」
「これならどんなに硬くても切れるからなー・・・よし、切れるぞ。」
「そうか・・・よかった・・・。」
「これから暑くなってくるし、あんまりボサボサだと辛いからなぁ。」
「それもそうなんだが・・・ユーリに髪を切ってもらえるのが、すごく嬉しい。」
「・・・へ?」
「ユーリに髪を切ってもらえるのが」
「いや二回言わなくても分かるから! ・・・あーもー・・・恥ずかしいやつだな・・・。」
「ユーリ? 何だか顔が赤い。大丈夫か?」
「大丈夫ですっ! 全く・・・ほら、こんなもんでどうだ?」
「おぉ・・・頭が軽い。」
「案外ナイフでも結構いけるもんだなぁ。さてそいじゃ布を取って・・・。」
「ニャー! またトトルが旦那さん独り占めしてるニャー!」
「許せないニャー! オイラ達も混ぜるニャー!」
「・・・一応警告しておくが、これ以上は近寄らないのが身の為だぞオチ要員ども。」
「なんて言われ様! こうなったら意地でも・・・・ニッ! ニャー!?」
「ニャニャー! い、痛いニャー! 何か踏んだニャー!?」
「何かって、今床に落ちてるのはトトルの髪くらい・・・あ」
「ニャー! 髪が! 髪が足に刺さってるニャー!?」
「あー・・・タダでさえ硬いから、細かい棘みたいになってるのか・・・。」



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